ミリタリーウォッチをもういっちょ。
ビーバレルよりBB0040。
まずはドアップから。
実はミリタリー系も作っています。なかなか古臭くて味があります。
例によってシースルーバックになっておりムーブメントが覗けます。
この子は海鴎(シーガル)製TY3600という機械で、6振動ですね。
中国製ユニタスというわけでマネタスと呼ばれています。
もともと懐中時計用のムーブメントなのでかなり大きいです。
このマネタスくん、チラネジテンプにロング緩急針と見所が多いです。
運針の音もかなり大きく、リアルにチッチッチッチと時を刻む音がします。
そして精度。平置きで+3秒程度とかなりの高精度を叩き出します。
が…短所もそれなりにあります。
まずハック機能がありません。一応本家ユニタスと同じ裏技で
(上方向に軽く力を入れてリューズを引くことで秒針を逆回転させる)
時間合わせはできますが。
次に防水性。一応3気圧防水ですが雨や湿気で結構曇ります。
リューズ引き出して平置きすると復旧しますがやっぱり気になります。
ちょっと厚くなってもいいから5気圧防水は欲しかったところ。
けど一番はこのブレスかなぁ。
これ。角が面取りされておらず、鋭いので結構いたいんですよ。
なので耐水ペーパーとリューターで丸めました。結構根気が要ります。
やられたのは、
革バンド仕様とブレス仕様でケースラグ穴の位置が違うことです。
互換性ないんですよ。ブレスから革バンドへの換装ができません。
一応、バネ棒を曲げるという荒業もなくもないのですが…うーん。
白バック&太陽光でのカット。
ミネラルガラスですが両面無反射コートなので視認性は良好です。
えっ時代考証?なにそれおいしいの?
以上BB0040でした。
短所も目立ちますが、実売2万強の時計としてはお釣りが来るレベルです。
私がいつか欲しいと思ってるSTOWAマリーンなんて20万以上するんですが、
さすがにそれと比べてしまうのは贅沢というもの。十分よくやってます。
さて、最後になりましたが実はこの子秘密があります。
このバックと構図になった瞬間もう嫌な予感しかしませんが。
3・2・1 ポチっとな。
やっぱりかよ( ゚д゚)
相変わらず驚きの明るさ。もう嫌でも時間分かっちゃいます。
全面夜光って実は機械式やクオーツらローテク時計の特権なんですよね。
文字盤がソーラーパネルを兼ねる電波時計じゃこれはできないんじゃないかと。
実はできるのかもしれませんが。
2024.4追記:新ブログに移転しました
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