セイコーメカニカル SARB072です。
ムーブメントは6R15搭載。
この子はセイコーメカニカルきってのロングセラーで知られる
SARB033(黒文字盤)やSARB035(白文字盤)のピンクゴールドメッキ版です。
セイコーは早くて2~3年、大体のモデルが4~5年で商品周期を迎えて
ディスコンになることが多いのですが、
上のSARB033やSARB035は現在まで10年近く販売されています。
(PGメッキのSARB072はさすがに廃版になってしまいましたが)
けれどもSARB072って商品名はちょっとどうなんだろうと思う。なぜ“072”なんだ…。
ピンクつながりだから??
普通バリエーションなんだからSARB036とかでいいだろうに。勘ぐってしまいます。
これ作者絶対わざとやっただろwww
女の子に呼ばせてみよう!!
曽我645ろす大化の改新→曽我虫殺す大化の改新
1192つくろう鎌倉幕府→イイ国作ろう鎌倉幕府
SARB072→
名前こそアレですが、時計そのものは
兄弟機がロングセラーになるだけあってきわめて実直な作りです。
ドレスっぽく見えてさりげなく10気圧防水と夜光なのはポイント。
長い間価格据え置きだったので相対的に安価なのもポイント。
某掲示板においてセイコーの良心といわれるだけのことはあります。
10年選手だけあって、
ケース形状は最近の時計に比べると直線的でやや古臭い形をしています。
しかし、悪くありません。
もともとケース形状が平べったいので、
安価なフラットサファイアガラスとの違和感が少ないんですよ。
ケースは立体的なのにガラスが真っ平らなガッカリ時計は多く見られますが、
この時計に関してはフラットサファイアでも許せてしまいます。
またこの古臭さが今となっては逆に新鮮で、立体的かつ大型化した
今の時計に比べると、この潔さや無駄のなさはかえって魅力的です。
39mmというケースサイズも主張しすぎない品の良さを感じます。
シースルーバックからは伝統の6R15ムーブメントが。
これは頑丈な上に50時間(丸2日)巻き上げが持つというスグレモノ。
ケース幅も狭くて不必要に張り出さないところが好きです。
裏蓋もオリエントやエポス、ティソなんかと違ってちゃんとメッキされてます。
ムーブメントも派手さはないものの基本は押さえており好感が持てます。
尾錠。標準でDバックルが付いてきます。
もちろんフルメッキなのでこのままでOK。
最近流行りのローマンインデックスの時計が“クラシック”だとするならば、
この時計から感じられる空気は“ノスタルジー”でしょうか。
このいぶし銀な雰囲気はロレックスに通じるものがあります。(持ってないけど)
昔のオッサンやじいさんが無造作に巻いてた金メッキ時計って
お子ちゃまには似合わない“大人のアイテム”感があって、
なんだか妙にいい品っぽく見えたりして、すごく憧れたものです。
この時計はそんな在りし日や古き良き時代の匂いがします。
2018.2追記:白バック&太陽光の写真追加
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