オリエントスターEL00-C0です。
普段愛用していたボールウォッチが使い続けて4年目に入った時に
リューズが抜けてしまってメーカー送りになったのですが、
かねてから黒文字盤の時計が欲しかったのもあり、購入しました。
国産時計といえば、
セイコー、シチズン、カシオの三大メーカーが有名ですが、
このオリエント(小声)も根強い人気があります。
知名度では一歩譲るものの、なかなかいい時計を作ります。
さて、オリエントを語る上でパワーリザーブは避けて通れません。
この会社のパワーリザーブに対する愛情は並々ならぬものを感じます。
もはやパワーリザーブじゃない時計を探す方が難しいレベル。マジで溺愛してます。
また巻き上げリューズがさりげなく4時方向に移動しています。
このため手首を曲げた時に干渉しにくくなっています。
10気圧防水も確保しているのである程度ラフに使ってもOKです。
裏側はシースルーバックで、オリエントの誇る伝統の46系ムーブメントが。
これ1971年に開発されてから40年以上改良を続けて今に至るそうです。
リューズの巻き心地はなかなかで、カレンダーもパチパチパチッと気持ち良く回ります。
あまり力を入れずに操作できるので故障も少ないと思います。
これはフレデリックコンスタントもちょっと見習ってほしい。
ただ、折角シースルーにするならもうちょっと色気が欲しいですね。
いっそソリッドバックでもよかったんでは。
ブレスレットは、んー…、普通かなぁ。
この前のボールウォッチと比べるとさすがになぁ。
この時計は2008年頃から売られていたモデルなのですが
ちょうどオリエント時計㈱がセイコーエプソン㈱に買収された時期で、
これを機にデザインの方針がガラっと変わって今風になっていきます。
そんなわけでこのモデルも今風のシュッとした顔つきをしています。
セイコーは高級品から安物まで展開するフルライン戦略を取っているので
安い価格帯のラインはわざとダサくしたり手を抜いてるフシがあるのですが、
その点オリエントは結構必死なのでエントリーモデルであっても手加減しません。
同価格帯の時計を見比べると明らかにオリエントのがやる気を感じます。
その一方で、
昔のユニークで味のあるデザインこそオリエントだろうって人も少なくありません。
なんでもかんでもパワーリザーブ付けてしまうのは朝飯前、
その昔はノーススターやグランプリ100みたいな歴史に残る
当時を知る人からすると最近の路線は無難すぎてちょっと寂しいかもしれませんね。
この記事へのコメント