ボールウォッチ トレインマスター スモールセコンド

今回の時計はボールウォッチです。
お気に入りなのでテキスト長めです(笑)

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この時計は私が20才の時に
親から「記念になんか買ってやるわよ」と言われた時に、
選んで買ってもらったもので、ズバリ“最初の1本”です。

当時は時計については全くの無知でほぼ何も分からなかったこともあり、
せいぜいルミノックスの機械式版程度にしか思ってなかったので、
「あれ?この時計って何気に結構いいものじゃね?」と気付いたのは
ある程度の時間が経て時計を集め出してからの事でした。


ボールウォッチは比較的安価ながら実用性重きを置いた時計で、
知名度こそ今ひとつなものの、ハイドロカーボンシリーズを中心に
重厚なデザインやタフなスペック、そして変態機構には定評があります。
 ※ちなみに名前の由来は創業者がボールさんだったから。
  ガンダムのイメージだとすぐぶっ壊れてしまいそうで不安だが
  そんなことはまったくないぜ。耐久性はむしろゴッグ。


ただしブライトリングみたいなコワモテ一辺倒というわけではなく、
中にはこんな割とシンプルでフツーなモデルも出ています。
しかしながら、カタログスペックに出ないような目立たない部分に関しても
かなり丁寧に作られていて、その姿勢には好感が持てます。

10万円クラスの価格帯の時計としては品質が頭ひとつ抜けていて、
おかげで1ランク上の時計も下の時計も影が薄くなってしまっています。
このコストパフォーマンスの高さをゲームで表すとするならば、
ドラクエ5におけるブーメランとかチェーンクロスみたいな感じでしょうか。
幼年時代~青年時代前半の鉄板装備ですね。


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風防。
ボールは基本的にデュアルカーブサファイアです。この価格でこれはスゴイ!
無反射コーティング(裏側)もありとても見やすいです。


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ブレス。
かなり高品質で質感がいいです。
シャラシャラというような安っぽい音はまったくしません。
そりゃもうぶりんぶりん!ですよ。ぶりんぶりん!…魚か!


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時計本体からブレスを外したところ。
弓カンとブレス本体が一繋ぎになっており外れません。
普通の時計は大抵弓カンとブレスが離れてしまいます。


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ブレスのコマは割りピンではなくロレックスのようなネジ式。
これも普通の時計ではあまり見ません。


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シースルーバック。ETA2895がベース?
なかなか気合の入ったペルラージュで見所があります。ちなみに裏側もサファイア。
よく見るとローターの縁が錆びてます。まあ10年経ってるからなぁ。


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精度や耐久性の方も申し分ありません。
実はこのモデルは相当に古く、入手から12年経ちいい加減オバホの時期なのですが、
今まで大した遅れや故障もなく使えてしまうのでズルズルきてしまいました…。
正規品だし一度オーバーホール出してみようかな。


以上、良心的価格ながら高品質なボールウォッチでしたが、
実はこの時計にはマイクロガスライトという秘密兵器が…。その詳細は次回にて。


2018.2:白バック&太陽光で撮影。

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