ビーバレル BB0038 WHRO2

再びビーバレル。

ファンの間で最高傑作と名高いBB0038です。

フィリップ・デュフォー氏の「シンプリシティ」に似ていることから

「シンプル北京」とも呼ばれています。

(これに対してBB0036は「シンプル天津」とも(笑))


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このモデル、

ビーバレルの中でも一際地味です。直径38mmと小ぶりな上、特別な機能はなにもなし。

かろうじて日常生活防水がついているのみ。


自動巻きがなければ、日付表示もない。

風防もただのミネラルガラスでコーティングすらない。なんせ「あの」中国製です。



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それでいて、

「君は今のままが一番だよ」と言わしめる独特の空気感があります。

ローマンインデックスとレイルロードの織りなす佇まいがただただ美しい。


決め手はブルースチール針でしょうか。

これ本物の青焼き針で、しかも長針の先をわずかに曲げてあるという、凝った代物。

12時の赤色は褪せてしまいましたが、かえってアンティークっぽい雰囲気が。

コーティングも無い方がなんとなく合っているような気もします。



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ムーブメントはまさかの3/4プレート仕様。

A.ランゲ&ゾーネを彷彿とさせます。

軸石のルビーはシャトン留めになっていて、緩急針はスワンネック型です。

好きな人からすれば唾涎モノの構成かもしれません。



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この子は38mmと小さいので邪魔にならず

日付表示や自動巻きローターすらないため、

止まっていてもすぐゼンマイを巻いて合わせて着けられるという便利さがあります。

そのためプライベート以外に仕事でたまに付けたりしています。

作業着にはまったく似合っていませんが…。(同僚によくつっこまれます笑)



そしてこの時計、

入手に滅茶苦茶苦労しました。実は横浜のヨドバシでひっそりと売られていたので、

お金が貯まったら買いに行こうと給料日まで待ってたら一足先に買われてしまい…。


結局諦めきれず、上野アメ横を探しまくって一瞬売ってるのを見つけましたが、

タッチの差でまた買われてしまい、12時の黒いWHRO1はついぞ手に入らず…。

結局ネットショップで12時の赤いWHRO2を発見し急いで保護しました。

なんだかサマルトリアの王子みたいな話です。



追記2018.2:白バック&太陽光で撮影。


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残念ながらゼンマイが切れて故障者リスト入りです。オバホしちゃおうかしら。


2024.4追記 新ブログに移転しました

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